東京都青梅市の印鑑・はんこ専門店

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2022.07.15

イベント情報

7/9 篆刻体験教室の様子

2022年7月9日(土)の篆刻体験教室の様子をお知らせします。
7/2が満席になり7/9の教室を追加しました。そのため3週連続で土曜日の教室開催となってしまいました。間宮先生ありがとうございました。

本日の参加者は午前3名、午後1名でした。ただし午前に参加された生徒さんが午後も延長して参加されましたので午後は2名で行いました。

7/9 午前クラスの様子

今回は初めての方はいらっしゃいませんでした。(午後の様子の写真を撮り忘れてしまいました)

今日完成できたのは3名、1名は次回に持ち越しとなりました。作品3つは、最後に間宮先生が少しだけ手直しをしてくださり、とても良い作品に仕上がりました。先生が仕上げしているところを生徒さんがジッと見て学んでいる様子が印象的でした。

偶然ですが、完成した3個のうち2個が「裕」の字を含む印でした(印篆と古金石文)。古金石文の「裕」は先週もお話ししましたが、人気のある字の一つです。小篆や印篆の「裕」も表情豊かな字です。

小篆「裕」

この字をジッと見ていて気が付きました。この「裕」の衣ヘンを上下に分割して、その中に谷を埋め込むと、古金石文「裕」になります。しかし時代的には古金石文の方が古いので、分解の仕方は逆になるのでしょうかね。

印篆「裕」5種

印篆「裕」の上から3つ目は古金石文「裕」に通じるものがあります。谷を衣ヘンが上下から挟んでいます。古代は、ヘンとツクリのように形式的に整理されていはいなかったので、字の変形は割と自由だったのかもしれません。

【参考情報】
「小篆」は、秦の始皇帝が中国を統一した際に、それまで地域によってばらばらだった文字を一つに統一して、皇帝の命令が全国に行き渡る様にしました。これが「小篆」です。小篆は皇帝の命令を書き記した公文の正式な文字です。必然的に公式な印章でも使用される様になりました。「印篆」とは、古文や小篆をそのまま印章に書き入れたのでは納まりにくいことから、印のためにできた篆書体です。「篆書体」についてはこちらも参考にご覧ください。

7/20(水)の篆刻教室は、まだ参加可能です。8月の午前クラスは2回とも満席、午後クラスはまだ席があります。そこで8/27(土)を追加しましたので、8月で午前クラスをご希望の方はそちらにお申込みください。

篆刻体験教室に参加してみたい方は、 ホームページの「お問い合わせ」、または電話(0428-22-4461)でお申込み・お問い合わせください。
1回でも、何回でも参加できます。開催スケジュールはこちらでご確認ください。