東京都青梅市の印鑑・はんこ専門店
2025.07.08
イベント情報2025/7/5(土)の篆刻教室の様子をお知らせします。会場は久しぶりに竹田印店店内でした。
参加者は午前クラス4名、午後クラスなし、合計4名でした。初めて参加された方はいらっしゃいませんでした。午後は事前予約が無かったのでお昼で解散となりました。
この日の作品は、
30ミリ朱文「漢字二文字」が1個(→次回に継続)、
引首印25ミリ朱文「漢字三文字」が1個、
18ミリ朱文「漢字五文字」が1個、
15ミリ白文「漢字四文字」が1個、
でした。
(白文と朱文についてはこちら)
(引首印についてはこちら)
出来上がった作品はこちらです。(次回に継続のものは除く)
「景雲飛」とは、めでたい雲が空にひるがえる、という意味のおめでたい言葉です。引首印では、このようなおめでたい言葉が使われることが多くあります。
「蔵書」の篆書体は画数が多く難しい字です。それを朱文で上手に彫ることが出来ましたね。これなら自分の本にドンドン捺したくなります。
なお、印影では「書」の下の「日」の右上には、横に線が伸びているように見えますが、ここには硬い石があるようです。削りきれなくてそのまま残しました。ですからこの部分は文字ではなく石の飾りです。近年の青田石ではこれが少し増えてきました。中国産の石の品質が低下しているという事でしょう。
では、「蔵」と「書」の篆書体を辞書で調べてみましょう。いろいろな書き方があることが分かります。どちらの漢字も縦線と横線が交差している部分が多いので朱文で彫るのは難易度が相当高いです。
自分で彫るとしたらどの字がお好きでしょうか?
あなたもご自分専用の蔵書印を彫ってみませんか。
【参考】国立国会図書館の電子展示会で「蔵書印の世界」が公開されています。また、「蔵書印データベース検索システム」もあります。
今日完成した作品はどれも1回で完成できず、彫っては消して、また字入れして彫ってを繰り返したものです。
それだけに完成した喜びはひとしおでしょう。みんなよく彫れていると思います。
今後の篆刻教室の開催スケジュール・会場についてはこちらのページをご覧ください。
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※ 篆刻体験教室は、竹田印店と青梅寿石会が共同で開催しています。
※ 青梅寿石会への入会希望はいつでも受け付けております。