東京都青梅市の印鑑・はんこ専門店
2023.12.06
その他以前、「キラキラネームがなくなるか?」でご紹介した戸籍法の改正案が今年、令和5年6月2日に国会で賛成多数で可決されました。令和6年中に施行される予定です。改正案が出された当時は新聞やテレビで取り上げられましたが、可決のときはあまり話題にならなかったので、知らない人も多いと思います。(「産経新聞」「Yahoo!ニュース」)
いわゆる「キラキラネーム」など漢字本来と異なる読み方は「氏名に用いる文字の読み方として一般に認められているもの」との基準が設けられました。「一般に認められている」の基準の詳細は法務省が今後、通達で示すことになっています。キラキラネームは今後減少するかもしれません。
認められないものとしては、次のようなものが挙げられます。
(1)漢字とは意味が反対 「高(ヒクシ)」
(2)読み違いかどうか判然としない 「太郎(ジロウ)」
(3)漢字の意味や読み方からは連想できない 「太郎(マイケル)」
常用漢字表や辞書に掲載がない読み方の場合も、届け出人に説明を求めた上で判断されます。
上記のYahoo!ニュース(弁護士ドットコムの記事)では、ユーザー会員を対象とした意識調査を行い、その解説を行っています。それによると、およそ次のようになりました。
●法改正の認知度は3割
●キラキラネームを制限する法改正に約8割が「賛成」
●法改正でキラキラネームが「減る」と思うは、6割
名前はその人個人の所有物である、と同時に社会生活を営む上で人間関係を築くための基本となるものです。無人島に一人で暮らしているならどんな名前を名乗ろうと勝手ですが、自分の存在が社会の一員として認められることを望むならば、多くの人に受け入れられる名前であることが望ましいのは当然です。珍しい名前のせいで、いつも間違って読まれてそのたびに訂正するのが嫌になる、友達からいじめにあう、仲間外れにされる、恥ずかしくて名乗れない、病院で名前を呼ばれるのが嫌だ、などが理由となって子供が引きこもりやうつになってしまうケースもあるようです。その結果、大人になって改名するということも発生しています。勿論、いじめや仲間外れは許されることではありません。
また、名前は親から子への贈り物です。最大の愛情表現です。名前を付ける親も名前をもらった子もそれを忘れないで欲しいと思います。一方、親は自分の好みを押し付けるのではなく、子どもが社会のなかで認められ、豊かな人生を送られるようにと願って、愛情をこめて付けて欲しいですね。自分の子供が20歳になったとき「この名前を付けてくれてありがとう。私はお父さん、お母さんの子供に生まれて本当に良かった」と言ってもらえたら、どんなに嬉しいでしょう。
ちなみに、赤ちゃん本舗が調査した「2023年赤ちゃん命名・名前ランキング」によると
2023年男の子 名前ランキングBest10は、
1位 陽翔 はると
2位 結翔 ゆいと
3位 颯 そう
4位 朝陽 あさひ
4位 蓮 れん
4位 湊斗 みなと
4位 蒼 あおい
8位 樹 いつき
8位 大翔 ひろと
10位 陽大 ようた
10位 伊織 いおり
10位 琉生 りゅうせい
10位 陽向 ひなた
10位 大和 やまと
男の子は、大谷翔平選手の影響でしょうか、「翔」が多いですが「と」と読ませています。
2023年女の子 名前ランキングBest10は、
1位 さくら さくら
2位 ひなた ひなた
3位 陽葵 ひまり
3位 つむぎ つむぎ
5位 陽菜乃 ひなの
6位 ひかり ひかり
7位 あかり あかり
7位 いろは いろは
9位 すみれ すみれ
9位 凛 りん
女の子は、意外なことに「ひらがな」がが多いですね。優しい感じが好まれているのでしょうか。
男女ともに、温かい光の当たる明るい未来をイメージさせる名前が多いですね。
新年になると、新入園児・新入生の氏名ゴム印のご注文が始まります。どんな名前のお子さんがいらっしゃるのか楽しみです。
皆さんのお名前をぜひ当店で彫らせてください。皆様の明るい未来を祈りながら作らせていただきます。
当店では、かわいい「こけしはんこ」「梅の小枝印」や「武蔵御嶽神社ご祈祷印」も扱っております。こちらも贈り物に人気の商品です。
実印、銀行印、認印や「こけしはんこ」「梅の小枝印」「武蔵御嶽神社ご祈祷印」をご希望の方は、 ホームページの「お問い合わせ」、または電話(0428-22-4461)でお申込み・お問い合わせください。FAXやメールでも受け付けます。