東京都青梅市の印鑑・はんこ専門店
2024.05.22
その他2024年の青梅大祭が無事に終わりました。来てくださった皆様、楽しんでいただけたでしょうか。大祭は住吉神社のお祭りなので、まず住吉神社にお参りすべきなのでしょうが、私のような凡人は花より団子で、屋台に目がいってしまいます。
さて、今回はお祭りに関連して、マニアックな話題を扱いたいと思います。
お祭りには半纏(はんてん)はつきものですよね。威勢の良い掛け声に合わせて半纏が揺れるとみているこちらもワクワクしてきます。
半纏をよく見ると背中に何か書いてあります。
青梅大祭では、12地域がそれぞれ山車を出すので12種類の半纏があります。また他の地域から応援に来た囃子連もいます。彼らがそれぞれ半纏を着ているので種類も豊富です。同じ柄でも色違いのバリエーションもあります。
そこで、いくつかの半纏をご紹介します。
ただし、人ごみの中で遠くの人の背中を取るのは結構難しく、写真がぶれていたり、画像が荒いのはご容赦ください。
出来る限り同じ町ごとにまとめたいと思いましたが、必ずしも半纏に町の名前が書いてあるわけではなく漢字から判断するしかありません。また、複数の山車が行き交う中で人も入り乱れていました。従って、町名の分類が間違っているかもしれません。こちらもご容赦ください。
以上が、12の山車を引き回す町内の半纏です。
旧青梅街道沿いの居囃子の町内もご紹介しましょう。
その他、未分類ですが様々な半纏を一挙にご紹介します。
追記:
「杣保」(そまのほ)とは、青梅地域の古い呼び名で、山林資源の豊かな地のことです。
「調布」とは、1951年(昭和26年)に「青梅市」が誕生する前の村名(西多摩郡調布村)です。古くから織物産業が盛んだったことからこの名がつけられたと言われています。
「八雲」とは小泉八雲のことでしょうか。実は小泉八雲の「雪おんな」の物語の舞台は青梅市(調布村)だと言われています。「雪おんな」と青梅市のかかわりについてはこちらをご覧ください。参考文献:「雪おんな」2002年クレイン/昭和レトロ商品博物館編
おまけで、次の写真をご紹介させていただきます。
足を開いてしっかりと立ち、腕を組んでお囃子をジッと見ている凛々しい後ろ姿が印象的でした。
いろいろな文字の半纏がありましたね。
さて、次の文字は山車に書かれていた篆書体です。何と読むか分かりますか?
答えは....
(1)北辰 (2)武尊 (3)柳 でした。
読めましたか?
篆書体の辞書から該当する文字をピックアップしてみました。
これらは「説文解字」という古代中国の書物に掲載されている「小篆」(しょうてん)という篆書体です。篆書体はバリエーションが多数あるので、必ずしも辞書と一致しているとは限りませんが、基本字形は確認できると思います。
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