東京都青梅市の印鑑・はんこ専門店
2021.07.06
ハンコの知識象牙のはんこは、もう作れないですよね、というお客様がいらっしゃいました。
いいえ、象牙のはんこは今でもお作りできます。
当店は、環境省、経済産業省の管理する「特別国際種事業者」に登録しており、安心して象牙のはんこをお作りいただくことができます。
またお持ちの象牙の印章の彫り直しもできます。
(特別国際種事業者番号:04149)
特別国際種事業者については、こちらをご覧ください。
合わせて竹田印店についてをご覧ください。
日本は、密猟や違法取引により種の存続を脅かさないとういうワシントン条約決議(1990年)に厳正に対応しています。そのために「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)により、象牙製品の輸出入が厳しく制限されており、国内在庫に関しては厳格に管理されています。現在国内で流通・販売されている象牙製品はすべてが過去に輸入された在庫品であり、新たな輸入は行われていません。(1999年と2009年の2回のみ、自然死した個体などから集められた象牙の輸入が特別に認められました。)
このことから、日本国内で象牙のはんこを購入しても『野生の象の密猟にはつながらない』ということをご理解いただきたいと思います。
野生動物保護のために、象牙のはんこは正規の登録事業者からご購入下さい。
象牙は、色や模様や光沢、手に持ったときの感触や重さ、朱肉のつき易さなど、様々な点ではんこの材料として最適です。しかし今後、象牙の輸入ができないため希少となり、象牙のはんこは価値が高まることが予想されます。象牙は貴重な資源です。今ある象牙は大切にしましょう。
象牙のはんこの印面を別の文字に彫り直すことができます。当店できれいな印章に生まれ変わらせ、象牙に新たな命を吹き込んで使い続けることができます。
これらについては、別の記事でご紹介していますので、ぜひご覧になって参考にしていただければと思います。
もし象牙のはんこをお持ちの方で処分したいということがあれば、ご自分で捨てずに当店に相談ください。京都下鴨神社で神官による祈祷が行われて埋葬していただくことができます(無料です)。
当店の象牙印材には、正規品の証明書と標章シールを添付しており、安心してご購入いただけるものです。
彫刻は当店で行っています。最後まで手仕上げでお作りします。また、全日本印章業協会の5年間の保証書は、全国の印章業協会所属の店で有効です。
象牙のはんこに関するお申込み・お問い合わせは、ホームページの「お問い合わせ」、または電話(0428-22-4461)で。