東京都青梅市の印鑑・はんこ専門店

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2025.01.23

その他

「蘇民将来」について

お正月には玄関にしめ縄を飾る家庭が多いと思います。そして地方によってはそこに「蘇民将来子孫家門」のお札を掲げます。

これは「備後国風土記」の次のような故事にもとづいています(異説あり)。
『貧しい兄と富裕な弟とがいた。旅の途中の神が宿を求めたとき、弟の巨旦将来(こたんしょうらい)は断り、兄の蘇民将来(そみんしょうらい)は宿を貸してもてなした。神は蘇民の娘に茅の輪を付けさせ、それをつけていない一族を滅ぼしてしまった。そして神は言った。「もしも、のちの世に疫病が流行っても、蘇民将来の子孫だといって、茅の輪を腰につけていれば、災厄を逃れることができよう」。この神はスサノオと名乗った。』

「蘇民将来子孫家門」を略して「笑門」と書くこともありますが、これは「将門」と書くと平将門を連想するので、笑う門には福来るにちなんで「笑門」としたという説があります。

また木札ではなく柳の木を六角または八角の塔状に削った護符を飾るところもあります。

蘇民将来の故事が、現在各地の神社などで行なわれる「茅(ち)の輪くぐり」行事の由来になっています。
「水無月(みなづき)の夏越(なご)しの祓(はら)えする人は ちとせの命のぶというなり」

神社に置かれた茅の輪

私も家族で近くの神社に行ったときに何度か「茅(ち)の輪くぐり」をしたことがありました。
この様な由来があったのですね。
自然と共に暮らしてきた日本の伝統、文化を大切にしたいものです。

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